【徹底解析!】寝ながらテレビを見ると視力が落ちるのか!?

2015年7月13日(月)
寝ながらテレビを見ると目が悪くなる!?

今日は息子に注意した。何を注意したかというとソファーに寝転がってテレビを見ていたのだ。僕はいう。寝ながらテレビを見ると目が悪くなるから起き上がってみろと。まだまだ小さい息子は僕のいうとおり起き上がりテレビを見始めた。こんなやりとりは何度もある。

その都度注意するのだが、そもそもこの教えは僕が幼少期に父親から言われていたことだ。自分の行動や発言が父親と被ることが多く父親になったんだなとしみじみと感じる。

子供をしつけるときは、いつもなぜだめなのかなるべく具体的に説明するようにしている。もちろん、一度で直らないのが子供だ。根気よくその都度教える。

今回の寝ながらテレビを見るという行為なのだが、正直根拠があいまいだったので、この機に調べることにした。そもそも寝ながら見るのと起きた状態で見るのとではどのように違うのだろうか?

そこで、「寝ながらテレビを見ると」で検索してみた!いくつかのサイトを隅々までチェックする。ふむふむ。

そもそも人の視力は、顔を垂直にして同じ高さにある左右の目が捉えた映像から成り立っており、左右の目が同じ高さにあったほうが物を立体的に感じ、物の動きに対して素早く対応することができるそうだ。

横になった状態というのは、左右の目とテレビの距離が異なるため片方の目に負担がかかるような状態で、片方の目に大きな負担がかかると視力が低下してしまうという。そうなると、もう片方の目が利き目となるため、逆にそちらの目に負担がかかるようになる。このような悪循環に陥ると結果として両目とも視力が低下してしまうということだそうだ。

なるほど。横になると左右の目とテレビの距離が異なるというのがよく分からないが、要は片方の負担が増えてそちらが機能しなくなるともう片方の負担が増え、結局共倒れするという話のようだ。

そこで、視力が低下する原因というのを調べてみた。目が悪くなる要因の1つが「筋肉の疲れが大きい」ことらしい。疲れが大きくなると眼筋が弱くなる。そうなると筋肉が収縮して硬くなってこりがたまり、血管を圧迫することで目の周りの血行が悪くなるという流れだ。

ふむ。分かったような分からないような。。。もう少し調べてみる。今度は子供の場合で調べてみた。

子供の場合もほぼ同じような内容だったが、視力が低下した目は発達が止まったり遅れたりするとのこと。そうなると「弱視」になる可能性が高くなるという。「弱視」ってなんだ!?調べてみる。

目の仕組みから解説。目の前にあるもは、角膜、水晶体、硝子体というものを通って、網膜の中で視力が一番良い中心窩(ちゅうしんか)というところにピントが合った時に、その情報が視神経を通って脳に伝わるという。「弱視」というのは、この視覚情報が伝わる経路のどこかで支障をきたすことを指す。

その原因となるのが、片目または両目に適切な視覚刺激を受け取ることができなかったため視力の発達が止まってしまうことにある。まさに先ほどの内容と一致した。「弱視」にも「医学的弱視」と「社会的弱視」に分類されるようで、「医学的弱視」はメガネをかけたり訓練することで視力が回復する可能性があるらしい。

逆に「社会的弱視」は、目の病気によって生じた回復困難な視力障害のことをいう。ちなみに「医学的弱視」は遺伝性はないが、「社会的弱視」の中には遺伝に関与するものもあるとのこと。

「弱視」の治療法は、基本的に遠視・乱視を矯正するメガネをかけることがいいらしい。

他にも人の目は近い距離のものを長時間見ると目の筋肉が硬直して疲れが増大するとある。これは先ほど説明した、目の筋肉の硬直が血管を圧迫し目の周りの血行が悪くなり筋肉の疲れが大きくなるのと同じ内容だ。

ここまでの内容を簡単にまとめると、目の疲れが視力低下の原因の1つである。目の疲れとはいわゆる眼精疲労というやつだ。寝ながらテレビを見ると片方の目に負担がかかる、つまり目が疲れるということだ。そうなると片方の目の視力が低下してくる。片方の視力が低下すると今度は逆の目ががんばろうとする。そうなると逆の目も疲れてきて視力が低下してくる。この悪循環の結果、両方の目の視力が低下するということだ。

この内容であってるのか?皆「~と言われている」で逃げ道を作っていたが、とりあえず僕の中ではこのように解釈した。

視力低下の原因については、ある程度理解したが1つおもしろい記事を見つけた。テレビと視力低下の関係について書かれていたのだが、テレビばかり見ると目とテレビとの距離が一定のため毛様体筋が運動不足になり、緊張してくる。これが原因で「遠くが見えない」という事態を招く危険性があるという。

「テレビばかり見ると」という行為が問題の大前提だと思うが、一定の距離から見るとダメであるとも解釈できる。いつもテレビは近くから見るな。遠くから見ろといってソファーから見るように子供たちにはしつけているが、同じ場所から見るのはよくないのだろうか。

さらに読み進めていくと、テレビと視力低下の関係で二分する考えがあるという。1つは、テレビを近くで見ると目が悪くなるので、テレビと一定の距離をとれば視力低下を防止できる。もう1つは、テレビに近づいて見た方が目の疲労を少なく抑え視力低下を防止し更に近視の予防にもなるというものだ。

近からず遠からず。。。どの程度の距離がベストか悩むところだ。

近づいて見るなという理由は、テレビからは有害な紫外線などが放射されているので、近づくほど影響を受けやすくなる。この有害な紫外線などが視力低下に繋がるという。有害な紫外線などがもたらす要因としては、結局のところ目が疲れるということらしい。

解決策の1つにテレビ画面に紫外線などをカットしてくれるTVフィルターを取り付けるとあったがそんなものが販売されているのか。調べてみるとあった。

世の中なんでも売ってるな。。。とかくいう僕のメガネもブルーライトカットモデル。あまり気にしていなかったが、目が痛くなるということはなくなったような気がする。あくまで気がする程度だが。

話を戻すと、近づきすぎると有害な光線によって目がやられるということだ。目が疲れて視力が低下するというシナリオは同じのようだ。もう一方の主張はこうだ。

テレビから離れると毛様体筋は弛緩するが、外眼筋がほとんど動かなくなるため外眼筋の運動不足に繋がるという。外眼筋の運動不足が視力の発達の停止に繋がるのであれば、これまたこれまであげた原因と一致する。逆にテレビに近づくと眼球が広範囲に動くため外眼筋の運動不足が解消されるが、毛様体筋がかなり緊張状態になり視力が低下する恐れがあるという。

「あちらを立てればこちらが立たず」とはよく言ったものだ。まさにこのためにあるような言葉だ。結局のところ筆者は大きな画面で離れて見ることが、もっとも安定した近視予防の方法と結論付けている。

近視!?いつの間にか近視の予防について調べていた自分にびっくり。どのくらいの大きさのテレビでどのくらいの距離がよいかについては、明言していなかったので結局ところ分からず終い。

僕の見解としては、寝ながらテレビを見る行為は視力低下に繋がるようなので、やはりこれまで通り子供たちには注意することにした。テレビを近くで見ないことについても同様だ。

また、視力を低下させないためには、目を疲れさせないことが重要だと分かった。基本、僕はテレビを見ない方なので我が家で日中ずっとテレビがついているということはない。(パソコンは10時間以上やっているので結局はだめなのだが。。。)

子供たちもテレビはあまり見ない方で最近はまっている「トムとジェリー」のDVD鑑賞くらいだ。長時間ではないのでこの程度であれば問題ないだろうと判断。ただ、大きくなると誘惑も増えてくる。見たいチャンネルも増えてくる。主張も増えてくる。

僕自身がそうだったので、分からないわけではない。弟と何時間もゲームをやっていた記憶が蘇る。今思うとそこまで注意されたこともないし、むしろ自由にできる環境だったような気がする。要はそれが当たり前という環境だった。

僕はこの「当たり前の環境」というものが教育には重要だと思っている。いわゆる習慣というやつだ。朝「おはよう」という習慣。寝る前に歯を磨くという習慣。この習慣というものには強制力も意識もない。

全てが当たり前の行為だからだ。テレビを見ないという習慣はやりすぎだが、なるべく子供たちと多くのコミュニケーションがとれる習慣を子供のころから植えつけてやろう思う今日この頃である。

話は逸れたが、テレビは長時間見ない。寝ながら見ない。近くで見ない。の三原則を我が家の習慣とすることにした。

参考書籍

視力低下は「脳の疲れ」が原因だった!―アメリカ視力眼科界の最新成果

視力の低下は眼球機能の低下だけでなく、目から受け取った情報を処理する脳の機能低下も原因の1つである。本書では、原因の詳しい解説と併せて目と脳の両方から改善方法を提案している。ちょっとした時間で簡単にできる方法なので、続かない人にもオススメの一冊である。

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