竹ぽっくりを子供たちと作る

2015年7月22日(水)
竹ぽっくりの完成版

08:00

現在、台風接近によりかなり風が吹いている。ここ数日、蒸し暑くクーラーをつけていたが、今日はクーラー要らずで過ごせそうだ。

10:00

10時といえば、おやつ!我が家は子供がいるので、毎日10時と15時におやつがでる。僕にもでるのだ。そのおかげで最近はまた太り始めた。自転車ダイエットをせねば。

今日のおやつは竹風のカップに入った羊羹だ。あますぎる。僕は甘すぎるものは得意ではない。羊羹の1/4を妻にあげた。子供とおやつを食べるときは、自分の分のおやつを隠し子供が食べ終わったのを見計らってこれは自分のおやつであると主張する。

すると、くれくれ!と群がってくるのだ。ここからは、僕と子供たちの卑しい戦いが始まる。これは僕のだと主張する僕と父が食べていると食べたくなるでしょ!と訴える子供たち。

結局最後は子供たちにとられてしまうのだが、このやりとりが好物だ。子供たちの必死さがウケる。食べ終わるとふとあることに気づく。

先ほど食べていた羊羹の容器だ。竹をかたどったプラスチックの容器だが、昔の遊びを思い出した。そうだ。竹の切れ端に紐をつけて遊んだアレだ。

名前は知らないが、子供たちにそれを作るかと聞くと作るというので、「後で」と伝える。

16:00

今日は、なんだかんだと作業をしていたら、あっという間に夕方になった。これからアレを作ると息子にいう。何度か息子にまだかまだかとプレッシャーをかけられたが、動じずに今に至る。

ところで、アレが一体なんという名前なのかをまずは調べてみることにした。どのように検索したらいいか分からずとりあえず「竹 子供遊び」で検索してみるとビンゴ!「竹ぽっくり」と出た。他にも「竹こっぽり」とも言われているらしい。

ぽっくりの語源は、竹ぽっくりに乗ると軽快な音がポックリポックリ鳴ることから名づけられたようだ。今こんな遊びをする子供たちがいるかは分からないが、とりあえず作ることにした。

念のため、作り方を調べてみる。予想通り。穴あけてヒモ通して完成だな。竹はあるので、それ以外の材料があるか妻に聞いてみる。ヒモとなりそうなものとちょっとアレンジするために小さな鈴を用意した。用意したといっても家にある有り合わせのものだが。。。

竹ぽっくりの材料

竹ぽっくりの材料も揃ったので早速、作業開始!

竹に穴を空ける

最初に竹の側面に穴を空ける作業だ。キリで穴を空けてみる。最初は僕が軽く穴を空けて子供たちに作業をさせる。全然空かない。子供の力では無理かと僕がやるが空かない。どうもキリの先端が欠けているようだ。

ビスを使って穴を空ける

それなら、これでどうだ。ビスである。電動ドライバーは充電切れなので、地道にドライバーを回す。しかし、硬い!プラスチック侮れないな。

金槌で穴を空ける

それなら、これでどうだ!金槌である。子供にトントン打たせる。それでも硬いので力任せに空ける。悪戦苦闘すること数分やっと穴が空いた!!!

竹に穴が空いた状態

いかにも一突きで空けた感じだ。ちなみに写真は息子が撮影したものだ。写真とるより手伝えという。

ビニールのヒモ

竹ぽっくりの竹に穴を空けたら次はヒモを通していく。普通のヒモがなかったので、この幅広のビニールヒモを利用する。

竹ぽっくりにヒモを通す

片面は外側からぶッ刺して無事ヒモを通すことに成功!続いて、竹ぽっくりで歩いた際に鈴の音がなるようにこのヒモに鈴を通す。だが、問題発生!

竹ぽっくりに使う鈴

鈴が小さすぎる。もちろんヒモを通す穴も小さい。直接は無理と判断して部屋中なにかないか探す。するといいものを見つけた。

鈴に取り付けるクリップ

ぐるぐる状のクリップだ。こいつに一旦かましてヒモを通すことにした。

鈴を取り付けたクリップ

まずは、クリップに鈴を取り付ける。音が鳴るよう若干クリップを曲げている。

ヒモに鈴を通す

無事に鈴の取り付けが完了!問題はここからだ。中からヒモを外に通す必要がある。これが中々通らない。通常利用するヒモではないので、なおさらだ。しょうがない糸を使うか。。。

糸を使ってヒモを通す

糸を竹の外側から穴に通しその先に竹ぽっくりに繋ぐヒモに繋ぎ合わせる。後は、地引網のように引っ張れば大丈夫だ!

穴にヒモを通す

計算どおり!無事にヒモを通すことに成功した。後は、もう片方も同様に作業をしていけば竹ぽっくりが完成する。

竹ぽっくりの完成版

そして、ついに完成!若干小ぶりだが、なんとか完成した。早速子供が乗ってみる。

竹ぽっくりに乗る子供

バランスをとりながら何とか乗ることに成功!すると息子に異変が起こる。

竹ぽっくりが痛くてすぐ降りる子供

速攻下車。竹の天板部分はくぼみがあり、その上に素足で載ると痛いのだ。まぁ想定した範囲なので問題ではない。

シューズを履いて竹ぽっくりに乗る子供

それを解決してくれるのがこれだ!幼稚園のシューズ。部屋履きなので問題ない。今度は痛くないようだ。思うように進めないのが、娘と交代交代で楽しんでいる。結局コイツらが手伝ったのは、キリで穴あけしたところだけだ。

娘にいたっては、ビニールのヒモを引きちぎるわ、シールを床に貼るわのやりたい放題。コイツは本当に「唯我独尊」が似合う女だ。娘は僕が将来を案じているのをよそに竹ぽっくりでポックリポックリ唸らせていた。

Archive

Calendar

2015年08月
1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031
デザイナーズ旅館一覧